前回は『褒め』のデメリットを書きました。



◆◆合わせて読みたい◆◆







今回は『褒める時に注意している事』について書こうかと思います。




ここで『褒める』事において、個人的に気をつけている事は、5つあります(少し省略しています)。
1.褒める事が必要か?
2.自分に褒めてもらいたいか?
3.相手は何を褒めてもらいたいか?
4.相手は誰に何を褒めてもらいたいか?
5.アイメッセージで褒める



『褒める時に注意している事』


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引用元:ラッキーエースさんによる写真ACからの写真




1.褒める事が必要か?

これは前回お話した通り(『褒め』が人材育成・組織マネジメントに及ぼす影響(2))、スタッフや部下が好きで、楽しんでやり始めた仕事では、『褒める』事はあまりしないようにしています。


理由としては、好きでやっている仕事をしているときに『褒め』という報酬が加わってしまうと、その『褒め』という報酬のために仕事をやる、という「すり替え」が起こる可能性があるからです。




このため、こちらから頼んだ仕事の場合は、褒める事も多いですが、スタッフや部下が好きで、楽しんでやっている仕事の時は、『共感』したり、『感想』を述べたりしています。




2.自分に褒めてもらいたいか?

これも前回のお話しに少し出ましたが(『褒め』が人材育成・組織マネジメントに及ぼす影響(2))、褒め手と褒められる側の信頼関係が築けているかが重要だと思います。


ある論文では、

ほめる免許が必要である

と紹介しています。その免許は、


自分が人からしっかりほめられることで免許が取れる


と紹介しています。



この論文を読んでいて、確かによく褒められている先輩や尊敬している上司から褒められると、嬉しいなと感じますね。あまり褒められていない先輩や尊敬できずにいる上司から褒められてもあまり嬉しくない気もしますね。



なので、部下やスタッフから見て、自分が褒められたい対象かどうかを考えながら褒めるようにしています。




3.相手は何を褒めてもらいたいか?

よく褒められる人は「ほめる免許」を持っている、と前述しましたが、その理由の1つとして、よく褒められる人は、スタッフや部下の些細な良い事や良い行動に気づくことが多いです。


理由としては、よく褒められるので、「こんなことでも褒められると嬉しいんだ」という経験が多いからだと思います。


このため、部下やスタッフから「些細なことでも私を見ていてくれているんだ」と、信頼を得ることができると思います。


また、スタッフや部下の行動に目を配り慣れており、相手が今何に集中しているか、力を入れているかが分かります。


このため、その部分をジャストで褒める事ができると、さらに信頼関係を築くことができると思います。


このため、部下やスタッフが今、一番何を褒めてほしいかを考えながら、部下の表情、会話でよく出る内容、行動に気を配っています。





続きは後日、更新致します。




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【引用・参考文献】
●吉田 道雄:コミュニケーションとリーダーシップの技術:対人関係のプロフェッショナルを目指して.熊本大学学術リポジトリ




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