前回は『褒め方』について書きました。
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今回は『褒める』シリーズ最終回で、「なぜ今さら『褒める』について記事を書いたか」について書こうと思います。
なぜ今さら『褒める』に言及?
引用元:まつなが ひでとしさんによる写真ACからの写真
書籍やテレビなどのメディア、またはセミナー等でも『褒める』事についてのお話が出ており、一般的には『褒める』事については推奨されていると思います。
しかし、私はこれらに少し違和感を感じています。
その違和感とは、なぜいつまでも同じような『褒める』記事や特集が無くならないのかということです。
私が知る限り『褒め』に関する研究は1970年代から行われています。
今から50年も前です。
自動車で例えますと、1970年代に発表した自動車を今でも売り出し続けているような感覚です。
自動車はこの50年で確実に進歩し、私たちの生活を変化させています。
このため、私たちの職場において『褒める』行為が当たり前になっていれば、わざわざ同じような『褒める』記事や特集はしなくてもいい、というか需要が無くなると思います。
では、なぜいつまでも『褒める』記事や特集が無くならないのでしょうか?
それは、もちろん『褒める』事についての心理学的研究が進んでおり、新しい知見や、現在の我々の社会的変化に合わせた知見が出てきているからだと思います。
それと、私が感じている理由としては、推奨されている『褒め』は結局、現場ではあまり行われていないのではないかというものです。
なので、いつまでも『褒める』記事や特集が無くならないのではないでしょうか?
これは「以心伝心」や「言わずとも…」、「背中で語る」みたいな、日本人の文化が少し影響しているのかもしれません。
「言わない美学」も時には必要ですが、子育てや人材育成・組織マネジメントでは、必要に応じて『褒める』事を積極的に行っていった方が良いと感じています。
私の経験上、『褒める』事は動機づけに関して非常に高い効果があると実感しております。
また『褒める』事が増えると、周りも私を褒めてくれるようになるばかりか、スタッフがスタッフを褒め合うようになり、チームワークも向上し、承認・所属欲求も満たされている印象を受けています。
「自分は部下・スタッフを褒めている」という方もいらっしゃるかもしれません。
私の一意見としてですが、「スタッフがスタッフを褒め合う風土になっているかどうか」を、自分が部下・スタッフを褒めているかどうかの評価点とする、のはいかがでしょうか?
また、部下やスタッフが『褒める』行動を取るまで待つのではなく、こちらから『褒める』仕事や環境を提供することも必要だと思います。
皆さんはいかが思われますでしょうか?
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