前回からの続きです。


◆◆合わせて読みたい◆◆







『経営ビジョン』の重要性


一般社員が『経営ビジョン』を知ってても、仕事に影響はないでしょう…。


と思われる方もいるかもしれません。



確かに、会社で働いている半分ぐらいの社員には、あまり関係ないかもしれません。




しかし、今後、その会社の中心で働いていくであろう幹部候補生には、『経営ビジョン』をしっかりと認識させて働いてもらうべきだと思います。




皆さんも「石切職人」のお話をご存知だろうと思いますが、少しお話しします。




”旅人は尋ねました。

「あなた方は、何をしているのですか?」


一人目の男は答えました。
「カネを稼いでいるんだよ」


二人目の男は答えました。
「私は、国一番の石切職人になるために、技術を磨いているのです」


三人目の男は答えました。
「私は、村人の皆さんの憩いの場所となる、教会を建築しているのです」„





有名な「三人の石切職人」のエピソードです。

P.F.ドラッカーが著書『マネジメント』の中で示したことでも有名です。
 

ドラッカーは、このエピソードを、経営者に向いている社員の素養を論じるために用いました。

企業を構成する社員たちは、どういう形であれ、企業活動に貢献しています。



経営者候補となりうるのは、三人目の男のように、仕事のミッションとビジョンを、きちんと理解して働いている人なのです。



実際に、現場で働いている人の多くは、石切職人の一人目のように「生活のため」もしくは「欲しい物を手に入れるため」のような理由で働いているんじゃないでしょうか?



もしくは、働きはじめの頃は「人(社会)のため」、「自分の理想のため」と熱い気持ちを持っていたが、時間が経過するにつれ、仕事が作業に代わってしまった



みたいなこともあるかもしれません。


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果たして、仕事とは「必要なもの」、「欲しい物」のために、時間を代償にしたり、ひたすら耐えるしかないものなのでしょうか?



『経営ビジョン』と人材育成・組織マネジメントの関係を語る上で、重要なテーマになりそうです。



次回は、『経営ビジョン』の効果について、エビデンスがあるのかを話したいと思います。




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