前回までのお話は、人事異動は「部署活性・改革のため(組織マネジメント)」が目的の1つである。

というお話をしました。


◆◆前回の記事◆◆






そして、今回は人事異動は「職員の成長のため(人材育成)」が目的の1つである。

についてお話ししていこうと思います。

これを表面的にしか理解できていないと、いざ人事異動の面談時に部下を説得し、次の部署で活躍してもらうことは難しいでしょう。


「人事異動=職員の成長」をどのように理解し、深めたらよいでしょうか?




人事異動=職員の成長とは?



ここで、タクシーの運転手の話をしたいと思います。


あなたがタクシーの運転手になって売上を伸ばそうと思ったらどうしますか?








①休憩を短くする
②とりあえず、お客さんがいそうな場所を走り回る
③終電、最終バスの時間帯で待機

とりあえず、こんなところですか?




少し、マーケティング要素を入れるなら、

①週間、月間、年間行事を確認して行動する
②インターネットやアプリなど活用して、店の混み時間を確認して行動する
③お客さんと仲良くなって指名してもらう

とかでしょうか?これぐらいなら短い時間で浮かんできそうですよね。




ただ、これではそこそこ稼げるかもしれませんが、努力をした割に売り上げ増加に繋がりにくいと思います。


そこで、売上を爆増させたかったら、どうしたら良いでしょう?





それは知らない土地を運転する」というものです。


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調査したわけじゃないから、正確には分からないですが、タクシー運転手さんは意外と、知らない土地で運転することは少ないんじゃないでしょうか?



土地勘が無ければお客さんに怒られそうだし、道を覚えるまで頭フル回転でしょうから疲れるし、だいたいのタクシー運転手の方は、自分が詳しい土地でお客さんを乗せて運転をしたがるんじゃないでしょうか?



仮に、自分が詳しい土地だけでタクシー営業をするならば、他のタクシーが先にいて、待つとしても列に並ぶと思います(実際、列に並んでるタクシー結構いますよね)。


また、お客さんを降ろした後に、自分の得意な地域に空車のまま戻ることになります。その間、仮に客になりそうな人がいても、「ここらへんは知らない土地だから」といって、無意識にスルーしてしまうかもしれません(もったいない)。



なので、「知らない土地でも構わずに運転する」行為が、稼ぐ運転手になれる1つの要素に成りえると思います。



最初の方は、道を知らないのでお客さんに怒られるかもしれませんが、そのプレッシャーや強烈な刺激によって道を覚えるのが早くなります。


知らないことを恐れなければ、得意な地域が広がっていきます。


つまり、「人事異動=職員の成長(人材育成)」とは、「知らない」ことがキーポイントになります。



例えば、営業部から総務部への異動は、営業の発想を総務に活かしてほしい(組織マネジメント)のと同時に、総務を知る事で視野を広くして営業に戻っても新しい考え方をしてほしいとの期待の表れです。


さらに言うと、総務を知ることで、総務での問題・課題が理解できます。



そして、営業に戻った時に、その経験があるので、「総務分野で〇〇の事でお困りではありませんか?」「それならば当社の商品の〇〇はいかがですか?」


などの話もしやすいかと思います。



営業部だけの所属では、考える事のなかった「総務あるある」をサービス・商品に繋げることができるようになります。



社会では、「知らない」ということはダメな事だと思われがちですが、逆に「素晴らしい事」でもあるということですね。


理由としては、「自分は知っている」と思ってしまうと、「もう勉強しなくていいや」となりやすいですよね。


知らなければ、「新しく覚えよう」と勉強をします。


いつまでもその気持ちを忘れないように(そのような環境に置いてあげる)と、どんどん発展していきます。


「知っている範囲だけで勝負すると、すごく狭い所でずっと勝負することになる」


ということです。


「知っていると思うと、新しいビジネスは生み出せない」


とも言えますかね。


と今回も自分の意見のように書いていますが、「エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-」を参考にしています。

面白いので、ぜひ皆さんも読んでみて下さい。



次回は、人事異動の目的 4.職員の転職(今後の人生)のためについて書いていこうと思います。







【参考著書】
三田紀房:エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-.vol6.モーニングKC 講談社.




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