今回で、人事異動のお話は最後になります。今回は人事異動の目的4.職員の転職(今後の人生)のためについて書いていこうと思います。
これは、根拠などはありません。私が感じたことを書いていきます。
現在は、売り手市場と言われています。有効求人倍率も1.57倍(2019年11月)と、仕事を選ばなければ仕事に就けるような倍率となっています。
(都道府県有効求人倍率:独立行政法人 労働政策研究・研修機構)
ただ、業種によってはそうでも無いような気がします。
「AIに仕事を取られる」など、以前話題になりました。
これからITやAIなどの発展はさらに進んでいくことでしょう。これによって働き方が変わり、人がいらない状況になると思います。つまりこれまでの需要と供給のバランスが崩れる事が予想されます。
簡単に言うと、「今までは3万人必要だったが、これからは1万人で良くなり、2万人いらなくなった」みたいな感じです。
皆さんの業種・職種は、いかがでしょうか?
もし、その業種・職種に当てはまる可能性のある方は、3人の内の1人に選ばれる自信はありますか?
そこで、人事異動の目的4.職員の転職(今後の人生)の話に戻します。
あなたは今まで7年間、営業部のみで働いており、今回その会社を辞め、地元に帰るとします(もしくは結婚で転出するなど)。
その地元(地域)では、自分の業種・職種は、さらに必要とされない(需要が無い)状況であるとします。
このため、営業の会社募集は無く(あまり考えられませんが…)、とりあえず、総務(経験不問)での会社募集はありました。
募集があった会社の試験には、新卒10名とあなた。募集定員は2名。
あなたは、そこの会社に受かるでしょうか?
まぁ、試験にはいろいろあって、人柄なども考慮されますので、受かるかもしれませんが、単純に言うと、給料の安い新卒者を取ったほうが良さそうですよね。
ただ…もし、あなたが以前働いていた会社で、「3年は総務部で、4年営業部で働いていた」としたらどうでしょう?
以前、総務で働いていた経験があなたのバリューになりますよね?
また、さまざまな考え方もできるので、さらにバリュー感が増すことになります。
1名は新卒、もう1名は即戦力のあなた。
みたいな感じもあるんじゃないでしょうか?
人生はどうなるか分かりませんから、こういうことにおいても、人事異動を受け入れることは悪い事ばかりじゃないと思うのです。
これにて、「人材育成・組織マネジメントにおける人事異動について」シリーズは一旦終了とします。
次回は、「人材育成・組織マネジメントにおける無能な上司について」を書いていこうと思います。
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【参考著書】
独立行政法人 労働政策研究・研修機構:都道府県有効求人倍率.
『人事異動』が人材育成・組織マネジメントで果たす役割(7)
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人材育成・組織マネジメント男
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